俺に脳みそ分けてくれ(仮)

頭の悪いことを垂れ流します。いつ飽きるかだけが、このブログの見所かと

さらばチーター ~唾棄すべき日々よ~

先にお詫びしておく。この記事、同年代にしかわからないかもしれない。まぁ他の年代の方が、こんなクソ生意気なブログをのぞくこともないだろうが……(同年代にもいえるかw)



さて、中学生時代を思い出して欲しい

部活、文化祭、体育祭、意味不明な授業、初恋、失恋、理不尽な教師の説教、親への反抗、佐藤との喧嘩、田中の転校、渡辺の豊富なエロ知識、渡辺とのビデオ鑑賞、渡辺の脱糞……。色々なことがあっただろう。
その日々を共に過ごしてきた存在、「筆箱」について語る。

中学の教室を思い出して欲しい。特に男子の筆箱を思い出して欲しい。ふと、気づくことがないだろうか?
なんかPumaの筆箱多すぎない?
実は男子中学生の使う筆箱の9割はPumaであるという(俺のでっち上げた)統計がある。
まぁとりあえず、Pumaの筆箱が多いことに異論はない、とする。

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かく言う俺もPumaの筆箱のユーザーであった。
文武両道を目指すため、勉強する時にもPumaの製品を使い、勉強への意識とスポーツへの意識を両立させようと、、、していたわけでもない。ただ、なぜかPumaを使っていたのだ。それも、adidasでもミズノでもReebokでもなくPumaなのだ。
もはやPumaはスポーツ用品を牛耳る存在に収まらず、日本の教育に多大な影響を与える存在となっていたようだ。Pumaなしには日本の教育は語り得ない。恐るべしPuma!

ここで冷静にPumaが主流となっている原因を分析しようと思う。日本の教育の闇に触れてしまうかもしれないので覚悟が必要である。読者諸賢も知ってはならないことを知ってしまうかもしれない。命が惜しければ今すぐこのページを閉じるべきだ。世の中にはもっと無難で、そしてとてもおもしろいブログがありふれている。
どうしてこんなブログを読むのか?(ありがとう)

煽りに煽った挙句、分析した結果あまりにもつまらない結論が出た。
なんか悲しい。というか、申し訳ない。ゴメンナサイ。

まず、Pumaの筆箱はPumaのオフィシャルの商品ではない。筆箱メーカーがPumaのロゴを使っているだけだ。
そして特徴として、Pumaの筆箱は大きい。これは男子中学生にとって筆箱を選ぶ上で極めて大切なことだ。男子中学生の筆箱を思い出して欲しい。赤ペンが2本、蛍光ペンが5本、シャーペンが4本、鉛筆が3本、消しゴムが5個、インクのなくなったペンが3本……。とにかく色々入ってる。男子中学生とはそういうものだ。この量のものを一つの筆箱に収めなければならない。それを可能にする筆箱は俺の知る限り1つ、Pumaの筆箱だ。実は、umbroの筆箱などもあるのだが、それらは容量が小さい。Pumaが選ばれる理由はここにある。
ではなぜ筆箱メーカーはPumaを使うのか?一つには有名なマークであり、活発な男子中学生の目線を引きつけるものだからであろう。そしてたぶん、利用料が安いのだろう(知らんけど)

しかし、そんな男子中学生達も成長し、高校に入る頃に筆箱を変える。Pumaでもasicsでもない、落ち着いた筆箱を使い始めるのだ。
俺は周りが次々と筆箱を買い換えるのを眺めていた。眺めていただけだった。Pumaの筆箱は男子中学生を意識して作られているのか、異様に頑丈であり、全然壊れない。壊れないから使うべきだ。次第に周りからPumaの筆箱が減っていくにつれ、我がPumaの筆箱は荒野で猛威を振るチーターのように、周りから遠ざけられていったという。それでも壊れないんだから使うしかない。
そんなわけで、中学生3年高校3年浪人1年の間Pumaの筆箱を愛用してきた。
愛しすぎて臭くなった。

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しかしある日大学でファスナーが閉まらなくなった。ついに臨終である。
中学生入学時に使い始め、苦しい部活の練習に耐え、理解できない授業に耐え、渡辺との猥談にふけいった中学時代、勉学そっちのけで阿呆談を繰り返し、阿呆に阿呆を重ね、融通無碍の境地に達し、結局何も得なかった高校時代、辛酸を舐め続け、雄叫びをあげまくった浪人時代、そんな唾棄すべき青春をずっと側で見続けてくれた筆箱がついに壊れてしまったのだ。

悲しいことだ。だが、正直喜ばしいことだ。やっと買い換えれる!

これから筆箱買ってくる。
どんなんがいいやろ?容量が大きくて、頑丈で、アニマルな感じがいいな…………うん、人は簡単には変われない。